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07/03
序章:遠い日の約束
―――15年前

夕日に染まった公園を父と歩いた。


「お父さん、僕、夕日が好きぃ。」

「ほぅ、どうしてだ?」

「だって、暖かいもん。お母さんがいたらこんな感じかな?」

「そうだな。空也の母さんは夕日みたいな人だったな・・・。」

「だから僕、大きくなったら夕日と結婚するんだ!」

「そうか、じゃあでっかい男になるんだぞ!」

「うん!!」


僕はその時父と、そして夕日と約束したんだ。






―――11年前

(ガチャッ・・・)

「お父さんお帰り〜。新しい家族ってその子?」

「おぅ、妃優(ひゆう)って名前だ。年は同じだが、空也の方が少しお兄ちゃんかな?」



紅く染まった空を背に現れた子だった。



「は、はじめまして・・・。今日からよろしくお願いします。」



僕は新しい家族に喜ぶだけだった。

この子がどこから来て、どうして家に来たかもしれないままに。


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