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第三章:崩壊 |
家に付いた頃にはもう暗くなっていた。
急いで夕飯の支度に取り掛かる。
僕は食器を運ぶことくらいしか出来ないが。
今日の夕飯はオムライス。
はっきり言って、僕は妃優のオムライスよりおいしいものを知らない。
友人曰く「洋食屋をやっていける」とのこと。
「ご馳走様でした」
食事が終わりリビングへ。
とりたててすることも無い。
めったに仕事をしないテレビが僕を睨み付けている。
その時携帯の着信音が鳴る。
級友の川島だ。
「もしもし?」
「よぅ!明日ヒマなんだろ?皆で海に行くんだけど一緒に行かない?」
「海か・・・」
食器洗いを終えた日優がリビングに入ってくる。
「でさ、来るなら妃優さんも連れてきてよ。
むしろお前が来れなくても妃優さんだけは・・・」
(ブツッ・・・ツーツーツー・・・)
「妃優、明日は海に行くことになった。」
「海ですか?楽しそうですね。」
再び携帯が鳴る・・・。
「なんだ?しつこいぞ。」
「突然切っといてひでぇな・・・。で、行けそうか?」
「二人とも行くよ。何か必要なものは?」
「じゃあ木刀持ってきて。スイカ割りするから。」
こいつは木刀でスイカを割る気か・・・。
「わかった。駅に集合?」
「おぅ。8:00だから遅れるなよ!じゃあな。」
あぁ、といい電話を切る。
「明日はちゃんと起きれるように早く寝てくださいね。」
「はい・・・。」
次の日。
今日はバッチリ起きられた。
やはり人間痛いのはごめんだ・・・。
支度を済ませ駅に到着。
すでに皆集まっていた。
「来た来た。じゃあ行こうか。」
男子7名、女子も同じ。
これだけいると中々に盛り上がる。
海までは電車で1時間半。
ほとんど貸切状態なので騒ぎ放題。
そして僕はなぜか女子に絡まれる始末。
「ねぇ、空君。妃優さんとはどうなの?」
「どうって、何が?」
「も〜、とぼけちゃって〜!」
・・・
そんなこんなで海に到着。
既に疲れたよ、僕は。
着替えを済ませて砂浜にでる。
裸足での砂の感覚が気持ちいい。
「空、妃優さん可愛いなぁ〜。」
「はいはい。今までに何回それを言った?」
「あ、妃優さんがこっちに来る!
って、お前に用事があるんだろうけど。」
妃優が浮き輪を抱えて走ってくる。
「空君、ほら、浮き輪借りましたっ!!」
「・・・?うん、浮き輪だね。」
「じゃあ、引っ張ってくださいね。私はカナヅチですから。」
「妃優さ〜ん、その役俺が引き受け・・・」
「はいはい、邪魔しないの。」
川島、クラスの女子に連行される・・・。
そして結局僕が引っ張る羽目に。
「ひやぁ、冷たくて気持ちがいいですね!」
「気持ちがいいのは良いが、・・・少しは自分で泳げッ!!!」
妃優の浮き輪をひっくり返す。
・・・本当に泳げないらしい。
「ちょっとっ!!冗談じゃ済みませんからね!」
「本当に泳げないとは思わなかったよ。さすが体育2!」
「むぅっ・・・。
空君、もうスイカ割りさせません。」
「ま、まて!僕が悪かった!」
・・・
「川島、見なさいよ、あれ。
アンタあそこに入っていける?」
「ち、ちくしょーー!・・・うらやましい。」
ビーチバレー、スイカ割り、僕らは楽しい時を過ごした。
皆と、妃優と過ごす時間は楽しかった。
そう、まるで夢であるかのように。
「空君、あっちで皆と・・・」
じりり・・・
「どうしたん・・・」
じりり・・・
みんなの声の変わりに僕の聴覚を雑音が支配する。
世界が黒く染まっていく。
「皆?妃優?」
じりり・・・
そして、この世界は終わりを告げた―――――
急いで夕飯の支度に取り掛かる。
僕は食器を運ぶことくらいしか出来ないが。
今日の夕飯はオムライス。
はっきり言って、僕は妃優のオムライスよりおいしいものを知らない。
友人曰く「洋食屋をやっていける」とのこと。
「ご馳走様でした」
食事が終わりリビングへ。
とりたててすることも無い。
めったに仕事をしないテレビが僕を睨み付けている。
その時携帯の着信音が鳴る。
級友の川島だ。
「もしもし?」
「よぅ!明日ヒマなんだろ?皆で海に行くんだけど一緒に行かない?」
「海か・・・」
食器洗いを終えた日優がリビングに入ってくる。
「でさ、来るなら妃優さんも連れてきてよ。
むしろお前が来れなくても妃優さんだけは・・・」
(ブツッ・・・ツーツーツー・・・)
「妃優、明日は海に行くことになった。」
「海ですか?楽しそうですね。」
再び携帯が鳴る・・・。
「なんだ?しつこいぞ。」
「突然切っといてひでぇな・・・。で、行けそうか?」
「二人とも行くよ。何か必要なものは?」
「じゃあ木刀持ってきて。スイカ割りするから。」
こいつは木刀でスイカを割る気か・・・。
「わかった。駅に集合?」
「おぅ。8:00だから遅れるなよ!じゃあな。」
あぁ、といい電話を切る。
「明日はちゃんと起きれるように早く寝てくださいね。」
「はい・・・。」
次の日。
今日はバッチリ起きられた。
やはり人間痛いのはごめんだ・・・。
支度を済ませ駅に到着。
すでに皆集まっていた。
「来た来た。じゃあ行こうか。」
男子7名、女子も同じ。
これだけいると中々に盛り上がる。
海までは電車で1時間半。
ほとんど貸切状態なので騒ぎ放題。
そして僕はなぜか女子に絡まれる始末。
「ねぇ、空君。妃優さんとはどうなの?」
「どうって、何が?」
「も〜、とぼけちゃって〜!」
・・・
そんなこんなで海に到着。
既に疲れたよ、僕は。
着替えを済ませて砂浜にでる。
裸足での砂の感覚が気持ちいい。
「空、妃優さん可愛いなぁ〜。」
「はいはい。今までに何回それを言った?」
「あ、妃優さんがこっちに来る!
って、お前に用事があるんだろうけど。」
妃優が浮き輪を抱えて走ってくる。
「空君、ほら、浮き輪借りましたっ!!」
「・・・?うん、浮き輪だね。」
「じゃあ、引っ張ってくださいね。私はカナヅチですから。」
「妃優さ〜ん、その役俺が引き受け・・・」
「はいはい、邪魔しないの。」
川島、クラスの女子に連行される・・・。
そして結局僕が引っ張る羽目に。
「ひやぁ、冷たくて気持ちがいいですね!」
「気持ちがいいのは良いが、・・・少しは自分で泳げッ!!!」
妃優の浮き輪をひっくり返す。
・・・本当に泳げないらしい。
「ちょっとっ!!冗談じゃ済みませんからね!」
「本当に泳げないとは思わなかったよ。さすが体育2!」
「むぅっ・・・。
空君、もうスイカ割りさせません。」
「ま、まて!僕が悪かった!」
・・・
「川島、見なさいよ、あれ。
アンタあそこに入っていける?」
「ち、ちくしょーー!・・・うらやましい。」
ビーチバレー、スイカ割り、僕らは楽しい時を過ごした。
皆と、妃優と過ごす時間は楽しかった。
そう、まるで夢であるかのように。
「空君、あっちで皆と・・・」
じりり・・・
「どうしたん・・・」
じりり・・・
みんなの声の変わりに僕の聴覚を雑音が支配する。
世界が黒く染まっていく。
「皆?妃優?」
じりり・・・
そして、この世界は終わりを告げた―――――